シドニーのおすすめエリア シドニー湾南岸編

ニューサウスウェールズ州

私の住むメルボルンからシドニーへは、飛行機で1時間半弱。比較的簡単に訪れることができるので、今まで数えきれないくらい何度もシドニーを訪れています。回数を重ねるごとに、新しい発見があり、シドニーのお気に入りのエリアが段々と増えてきましたので、まとめてみることにしました。

まずは、シドニーハーバーの南側のエリアからご紹介します。(2025年情報更新済み)

サーキュラー・キー(Circular Quay)

シドニー湾を往来するフェリーやクルーズツアーの発着港となっているサーキュラー・キーは、シドニー観光の中心となるエリアです。

サーキュラー・キーから海に向かって右手には、シドニーの象徴ともいえるオペラハウス(Opera House)があります。

オペラハウスの屋根って、写真で見ると光が反射して真っ白に見えるのですが、実は、白とクリーム色の2色のタイルが使われていて、貝殻の表面のような模様が入ってるんですよ。

オペラハウスはツアーに参加して内部を見学することも可能。日本語のツアーもあります。→ オペラハウスの日本語ツアーはこちら

そして、サーキュラーキーから海に向かって左手には、これまたシドニーの象徴である ハーバー・ブリッジ(Harbour Bridge)が聳え立っています。

ハーバー・ブリッジは、車や電車も通ってますが、徒歩で渡ることもできます。また、スリリングな体験がしたい人は、「ブリッジ・クライム」というツアーに参加して、橋のアーチの上を歩いて昇ることもできます。→ ブリッジ・クライムのツアーはこちら

ハーバー・ブリッジの袂にはザ・ロックスと呼ばれる昔ながらの街並みが残るエリアが広がっています。

ザ・ロックス(The Rocks)

サーキュラー・キーの西側に隣接するザ・ロックスは昔ながらの趣ある街並みが残るエリアです。ザ・ロックスの中心となるジョージ・ストリート(George Street)やアーガイル・ストリート(Argyle Street)周辺には飲食店や土産物店などもたくさん並び、いつも観光客がいっぱい。毎週末にはストリートマーケットも開かれます。

アーガイル・ストリートからアーガイル・カット(Argyle Cut)と呼ばれる岩のトンネルを抜けると、ミラーズ・ポイント(Millers Point)と呼ばれるエリアに出ます。この辺りは、ザ・ロックスの賑やかな中心部とは対照的に、観光客が少なくてとっても静か。古い街並みの中をのんびりと散歩したり、ロード・ネルソン(Lord Nelson)という由緒あるパブを訪れたり、高台に建つ天文台(Observertory)から景色を楽しんだりと、私はミラーズ・ポイント周辺を散策するのが大好きです。

また、ハーバー・ブリッジの袂のドーズ・ポイント(Dawes Point)も、ハーバー・ブリッジやオペラハウスが見える景色の良いスポットとしておすすめです。

王立植物園(Royal Botanic Gardens)& ドメイン(Domain)

オペラハウスの南から東にかけてのエリアには、王立植物園とドメインという公園地帯が広がっています。

シドニーの中心部のすぐ隣に隣接する王立植物園とドメインは、正に都会の中のオアシス。

かなり広大なエリアなので、どこを歩けばいいのか迷ってしまうかもしれませんが、まずは、オペラハウス脇から王立植物園に入り、景色の良い海沿いの遊歩道を歩いて、「マッコーリー夫人の椅子(Mrs Macquarie’s Chair)」へ向かいましょう。

「マッコーリー夫人の椅子」は、海に突き出した岬の先端にある岩のベンチで、ここからは、シドニーハーバーが一望できます。

ニューサウスウェールズ州初代総督の夫人のお気に入りの場所であったことから、この名前がつけられました。

王立植物園とドメインのもう一つの見どころとしておすすめしたいのが、ニューサウスウェールズ州立美術館(Art Gallery of New South Wales)です。

誰もが知る巨匠の作品や、オーストラリアの芸術家の作品、アボリジニ・アート、そしてモダン・アートまで、幅広い作品が展示されていて、たいへん見ごたえがあります。

ニューサウスウェールズ州立美術館は、一部の特別展示を除き、入場料は無料です。

→ ニューサウスウェールズ州立美術館のウェブサイトはこちら

シティ(CBD)

サーキュラー・キーの南に広がるシドニー中心部は、シティもしくはCBD(Central Business District)と呼ばれ、歴史的な建造物と近代的な高層建築が共存するエリアです。

ライトレールと呼ばれる路面電車が走るジョージ・ストリート(George Street)はシドニーいちばんの繁華街。特に、タウンホール(Town Hall)クイーンビクトリアビルディング(QVB)周辺は、様々なお店がずらりと並んでいてとても賑やかです。

一方、ジョージ・ストリートの東にあるハイドパーク(Hyde Park)の周辺は、緑豊かで落ち着いた雰囲気。セントメアリーズ大聖堂(St Mary’s Cathedral)などサンドストーンでできた美しい歴史的建造物も多く、散策が楽しいエリアです。

バランガルー(Barangaroo)

シティの西、ダーリンハーバー(Darling Harbour)周辺は、かつてはコンテナターミナルだったエリアですが、近年再開発が進み、とてもお洒落なエリアに生まれ変わりました。

シティからのアクセスも良く、飲食店も多いので、観光客にも人気のエリアです。

ヘイマーケット(Haymarket)

シティの南西、ダーリンハーバーの南に位置するするヘイマーケットには、チャイナタウン(Chinatown)パディースマーケット(Paddy’s Market)という市場があります。

アジアの町に迷い込んだような、ごちゃごちゃとした雰囲気が味わえるエリアです。

ダーリングハースト(Darlinghurst)

ダーリングハーストはシティのハイドパークの東側に広がるエリアです。ハイドパーク沿いの大通りや、オックスフォードストリー(Oxford Street)の商店街から脇道を入ると、昔ながらのテラスハウスが並ぶ趣ある街並みが広がっています。

静かな住宅街のなかに、お洒落なカフェやレストランなども点在しています。

→ ダーリングハーストのブログはこちら

サリーヒルズ(Surry Hills)

シドニー中央駅の東側に広がるサリーヒルズには、高層ビルも少なく、趣ある街並みが広がっています。

サリーヒルズの中心となるクラウンストリート(Crown Street)には、素敵なカフェや個性的なショップがいっぱい!また、フォスターストリート(Foster Street)周辺には、お洒落で美味しいレストランやバーがたくさん集まっていて、シドニー屈指のグルメゾーンとなっています。私がシドニーで最も気に入っているエリアです。

→ サリーヒルズについてのブログはこちら

パディントン(Paddington)

ダーリングハーストの東、サリーヒルズの北に広がるパディントンは、可愛らしいテラスハウスが並ぶとても素敵なエリアです。

ファイブウェイズ(Five Ways)と呼ばれる交差点周辺には、カフェもたくさんあって、週末は多くの人で賑わっています。毎週土曜日に開かれるパディントンマーケット(Paddington Market)も、センスの良いアクセサリーや雑貨などのお店がたくさん出店していて、おすすめです。

こぢんまりとした素敵なブティックも多く、ショッピングが好きな方はパディントンを訪れるべし!

チッペンデール(Chippendale)

シドニー中央駅(Sydney Central Station)の西側に広がるチッペンデールは、庶民的な雰囲気のエリアですが、近年お洒落で個性的な飲食店も増えてきたように思います。特に、観光的な見どころはありませんが、シドニーの公共交通機関のハブとなる便利なエリアです。

ピアモント(Pyrmont)~ アルティモ(Ultimo)

ダーリンハーバー(Darling Harbour)とブラックワトルベイ(Blackwattle Bay)に挟まれたピアモントには、観光客にも人気のシドニーフィッシュマーケット(Sydney Fish Market)があります。

シドニーフィッシュマーケットとその周辺は、大規模な再開発が計画されていますので(→ 詳しくはこちら)、今後、注目のエリアです。

ピアモントの南に広がるアルティモは、観光的な見どころは特にありませんが、レトロな住宅が並び、とてもノスタルジックな雰囲気がするエリアです。

グリーブ(Glebe)

シドニー大学の北に隣接するグリーブは、オルタナティブでヒッピーな雰囲気の若者が多く、個性溢れるエリアです。グリーブの中心となるグリーブポイントロード(Glebe Point Road)には、エスニックなレストランやバー、お洒落なビーガンカフェなど様々なお店が並んでいます。

土曜日に開かれるグリーブ・マーケットには、ビンテージやクラフト系のお店が数多く並びます。

ニュータウン(Newtown)

シドニー大学の南西に位置するニュータウンは、グリーブと同様に若者が多く、オルタナティブで個性溢れるエリアです。

ただし、ニュータウンには、グリーブのようなレイドバックな雰囲気はあまりなく、よりエネルギッシュな感じ。エスニックな飲食店からお洒落なカフェやバー、ビンテージショップや雑貨店など、様々なお店がごちゃごちゃと並び、個性的なウォールアートが町を彩っています。

ウルムルー(Woolloomooloo)

ウルムルーは、王立植物園の東側に広がるウルムルー湾に面したエリアです。かつては貨物を積み下ろしするための埠頭だった場所に、モダンなホテルや飲食店が並び、とてもお洒落な雰囲気です。

王立植物園を散策した後で立ち寄ってみるのもよいかも。埠頭の近くには、Harry’s Café de Wheels という有名なパイのスタンドもあります。

ポッツ・ポイント(Potts Point)

ウルムルー湾とエリザベスベイに挟まれた高台に位置するポッツポイントは、高級住宅街の中にセンスの良いショップや飲食店が並ぶシックでお洒落なエリアです。

ポッツポイントへの最寄り駅となるキングスクロス駅周辺は歓楽街として知られ、あまり雰囲気が良くないのですが、キングスクロス駅からアダルトショップなどの並ぶダーリングハースト通り(Darlinghurst Road)を北東へ300mほど歩き、マクレイ通り(Macleay Street)を曲がったとたんに、町の雰囲気が一変。上品な住宅街の中に、お洒落なショップや飲食店が並びます。

キングスクロス駅周辺には挙動不審な人がたくさんいますが、昼間であれば特に危険を感じることはありません。夜間にポッツポイントへ向かう場合は、タクシーやウーバーなどを利用したほうが良いかもしれません。

ダブルベイ (Double Bay) ~ ローズベイ (Rose Bay) ~ ボウクルーズ (Vaucluse)

シドニー湾に面したダブルベイローズベイボウクルーズにかけてのエリアは、シドニー屈指の高級住宅街。海沿いの高台には、目を見張るような豪邸が並んでいます。

ボウクルーズにあるニールセンパーク(Nielsen Park)には美しいビーチがあり、また、ニールセンパークからローズベイ方面へは、ハーミテージ・フォーショア・ウォーク(Hermitage Foreshore Walk)という景色の素晴らしいウォーキングトラックが続いています。

→ ニールセン・パークとハーミテージ・フォーショア・ウォークについて詳しくはこちら

ワトソンズ・ベイ (Watsons Bay)

ワトソンズ・ベイは、シドニー湾の入口部分に突き出したサウスヘッド(South Head)と呼ばれる岬の付け根の部分にある小さな町です。シドニー湾と太平洋の両方に面しているので、穏やかな海と荒々しい海という、対照的な2つの景色が楽しめます。

ワトソンズ・ベイから岬の先端まで歩くサウスヘッド・ヘリテージ・トレイル(South Head Heritage Trail)は、シドニー湾側を歩くので、穏やかな海の景色が楽しめます。遠くにハーバーブリッジが見えたり、レイディ・ベイ・ビーチ(Lady Bay Beach)という美しいビーチが現れたりと、絶景の連続です。

Lady Bay Beach

一方、太平洋湾側の崖の上を歩くギャップウォーク(The Gap Walk)は、垂直に聳え立つ断崖絶壁と荒波が作り出すダイナミックな景色が続きます。

ワトソンズ・ベイへはサーキュラー・キーからフェリーで20分とアクセスも良く、ちょっとした船旅気分も味わえます。シドニーで必ずと言っていいほど訪れる大好きなエリアです。

→ ワトソンズ・ベイについて詳しくはこちら

ボンダイ・ビーチ(Bondi Beach)

三日月型の弧を描く美しい砂浜と青い海。ボンダイ・ビーチは、シドニーで最も有名なビーチです。

ボンダイ・ビーチの町は、ちょっとごちゃごちゃし過ぎた感があって、私はあまり好きではないのですが、ボンダイ・ビーチの景色は素晴らしいと思います。ボンダイ・ビーチからクージー・ビーチまで続く海辺のウォーキングトラック(Bondi Coogee Walk)は、ダイナミックな景色と美しいビーチが次から次へと現れて、本当におすすめです。

→ ボンダイビーチおよびボンダイ・クージー・ウォークについて詳しくはこちら


次回のブログでは、シドニーハーバーの北側のエリアのおすすめエリアやスポットをご紹介します。

シドニーのおすすめエリア&スポットのマップはこちら↓(マップをクリックするとグーグルマップが開きます。)

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